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執筆記事:  「ビジネスジャーナル」9月30日

auのKDDI あきれた二枚舌営業 購入時に虚偽説明 強いクレームには特別に補償対応





この記事については、auのファンではないかと見られる方々から「お前は死ね」とか「殺してやる」とか「買ったお前が悪い自己責任だろう」という内容のメールが、このホームページ宛に匿名で山ほど来ました。すべて匿名です。

一方で、よくぞ書いたという主旨のメールも山ほどきました。その方々は、すべて実名で中には住所まで書いていらっしゃる方もいました。元社員や関係者など内部告発的な資料添付までされおりました。


ただ多くのメールから感じたことは、この携帯電話業界には何か「闇」のようなものがあるということです。詳細は漠然としてうまく言えませんし、取材もしていませんが、長年、民間企業を取材してきて鼻や皮膚感覚で感じるものです。その「闇」とは、料金のシステムや公正な競争、監督官庁と企業との関係などの面についてです。
その背景には、利益率が非常に高いがゆえに、その儲けのシステムや業界の秘密のルールを企業としては最終ユーザーに見られたくないという考えが強く働いているようにも感じました。その儲けのシステムが細かく開示されれば、利用料金を下げろという話になりますからね。

モータリゼーションによって自動車が大衆に普及し始めたころ、「自動車の社会的コスト」という概念を、ノーベル経済学賞候補とも一時期言われた東大の宇沢弘文教授が提唱しました。車は社会に利便をもたらす反面、危害も加えていました。まさに携帯電話がいま同じ状況にあると思います。今や生活に欠かせない公共的な資本であります。携帯電話の社会的責任や社会的コストというものを考える時代が来ていると思います。


最後に一言。
批判であれ、賛意のメールであれ、記事に関心を持っていただいたことは物書きとしてありがたいことです。
多くのメールに個別に返信する余裕はありませんので、この場を借りて御礼申し上げます。



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