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執筆記事:  「WEDGE」10月号

ガラパゴス化する「食の安全」 農産品輸出を阻む「規格」の壁






9月20日発売の雑誌「WEDGE」で執筆しました。


EUでは、日本産かつお節よりも、中国産やベトナム産のかつお節が「安全」とみなされている実態。
これは、美味しいか美味しくないかとか、丹精込めたかとか込めなかったとかの問題ではない。
国際的に認めれる規格基準で対応しているか否かの問題だ。
海外市場で勝負したければ国際基準に従う必要性がある。
さらに言えば、国際基準を作る組織にロビー活動していく必要性もある。
しかし、日本は、農水省や業界団体が長らくそれを怠ってきた。

「日本産は顔が見える日本人が作ったので安心安全」という、一見もっともらしい理屈がまかり通る限り、日本の農業や食品産業は世界から劣後していくでしょう。


これは柔道で、日本がいくら本家本元と言っても、世界柔道連盟でルールを変更され、日本柔道が世界に歯が立たなくなっている構図と似ています。


右傾化した日本では、日本の現状、現実を直視することを忘れる風潮にあり、こうした問題を冷静に議論することが少なくなった感じもします。


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